星杯騎士団 ~人物~

七耀教会が擁する騎士団。
教会の表沙汰にできない部分を担い、アーティファクトの回収、管理を担当し配下に秘密任務を遂行する目的を持っている。
守護騎士(ドミニオン)という、全12人で構成される騎士団エリートメンバー。抜擢されるためには聖痕(スティグマ)の顕現が必要。

守護騎士(ドミニオン)
■アイン・セルナート(第一位にして総長)
the 3rd、零に登場。
《紅耀石(カーネリア)》の異名を持つ。ケビンとリースをの師匠でもあり、リースの姉ルフィナとは友人関係。作中に登場する娯楽小説『カーネリア』のヒロインのモデルである。
零の軌跡、『審判の指環』では自らアーティファクトの回収に行き、エステル達にレンの潜伏先がクロスベルであることを示唆する。

■トマス・ライサンダー(第二位にして副長)
閃より登場。
《匣使い》の異名を持つ。対象とそれ以外を時空間ごと断絶する《匣》の使い手。帝国内部の潜入調査とアーティファクト『黒の史書』の回収、解読のために教官としてトールズ士官学院に潜伏していた。かつて帝国に存在した《2つの至宝》や、《七の騎神》という仕組みの真相に迫るべく《巨イナルチカラ》の欠片を手に入れた《起動者》の1人であるリィンにその正体を明かした。

■ケビン・グラハム
SC、the 3rd、碧に登場。(第五位)
《輝く環》の調査のためにリベールに来たことをエステル達に明かす。ただし本当の目的は違う。
《外法狩り》の異名を持つ。のちに《千の護手》と改名。その異名の通り教会より外法と認定された存在の抹殺を主な任務としている。「SC」のラストバトルの後、満身創痍で撤退していたワイスマンの前に現れ、正体と本性を現し「外法」として処刑した。

■バルクホルン
the 3rd、閃Ⅱで名前のみ登場。(第八位)
《吼天獅子》の異名を持つ。内戦後、ガイウスの様子を見るためにノルドを訪れ、そこに現れた共和国の飛空艇からガイウスを庇って致命傷を負い、自らの聖痕をガイウスに託す。

■ガイウス・ウォーゼル(第八位)
閃Ⅲに登場。
《絶空鳳翼》の二つ名を持つ。バルクホルンから聖痕(スティグマ)を託された。

■ワジ・ヘミスフィア(第九位)
零、碧に登場。
知性派を気取る不良チーム「テスタメンツ」のリーダーをしていた。《蒼の聖典》の二つ名を持つ。深い事情は碧の軌跡で語られるので割愛。

正騎士
■ルフィナ・アルジェント
the 3rdに登場。
リースの実の姉。殉職している。実際には、ケビンが「聖痕」を初めて発動させた事件で、力の暴走から見境のなくなったケビンを身を挺して止め、その際に亡くなっている。法剣(テンプルソード)とボウガンを状況に応じて使い分けていた。「聖痕」が現れることはなかったため、《守護騎士》にはなれなかった。

■アッバス
零、碧に登場。
テスタメンツのナンバー2。ワジの補佐を務める。

従騎士
■リース・アルジェント
the 3rd、碧に登場。
ケビンの幼馴染。ルフィナを姉にもつ。七耀教会のシスターであり、従騎士。武器は伸縮自在の法剣(テンプルソード)。
大食いで有名。エステル達とはすぐに打ち解けるもレンとは相性が悪い。エリィとは顔見知りで、素性も明かしている。

■ロジーヌ
閃に登場。
トールズ士官学院(リィン達と同級生)に所属する。その正体は聖杯騎士団の従騎士見習いであり、士官学院に入学したのはトマスを補佐するためである。

現在判明している人たちです。

閃の軌跡ⅰ~Ⅲ

■閃の軌跡
・エレボニア帝国
本作の舞台。ゼムリア大陸の西部にある《黄金の軍馬》を紋章に掲げる巨大帝国。
大貴族の支配する旧い体制の国家だったが、《鉄血宰相》の異名で知られるギリアス・オズボーンの政策で全土に鉄道網が敷かれ、急速に近代化している。機甲師団の他、領邦軍(大貴族の私設軍)など巨大な軍事力を保持しており、リベール王国への侵攻など、周辺諸国に常に緊張を強いてきた。
2つの勢力が台頭し、国内における緊張が高まりつつあった。
・《貴族派》
「四大名門」と呼ばれる大貴族を中心とし、その莫大な財力によって地方軍を維持し、自分たちの既得権益を守らんとする伝統的な保守勢力。
・《革新派》
平民出身の「鉄血宰相」を中心とし、巨大な帝都や併合した属州からの税収によって軍拡を推し進め、大貴族の既得権益を奪わんとする新興勢力。
両者の立場はどこまでも相容れず、その対立は水面下で深刻化し、皇帝の仲裁も空しく、帝国各地で暗闘が繰り広げられるようになっていた。
・《トールズ士官学院》
帝国に“第三勢力”と成り得る新風を吹き込ませようと思い立って、《Ⅶ組》という貴族と平民との垣根を越えたクラスを設立させた。
オリヴァルト皇子により設立された。その本質は、特別実習という形で帝国内部で起きている問題について目の当たりにする。設立の表向きの理由は、《ARCUS》という新型戦術オーブメントの実用試験を兼ねてです。

そして、《帝国解放戦線》という部隊が動き出し、帝国の内乱が始まります。リィン達Ⅶ組がどう動くのかという形で物語はⅡへ続きます。

■閃の軌跡Ⅱ
「それは、一発の銃声と共に終わりを告げた。」
鉄血宰相≪ギリアス・オズボーン≫の狙撃。《貴族連合》による帝都の占領。
そして出現する巨大飛行戦艦《パンタグリュエル》と、《機甲兵》と呼ばれる人形兵器により、帝国全土を巻き込む内戦が始まった。
圧倒的力で制圧する貴族連合軍。高い練度の兵士と機甲師団で食い下がる帝国正規軍。
そんな中、トールズ士官学院、特科クラス《Ⅶ組》 に属するリィン・シュバルツァーは、山岳地帯で目覚める。
≪神機≫と呼ばれる、《灰の騎神》ヴァリマールの《起動者(ライザー)》という力を使い、内戦を終結、Ⅶ組との合流を目指していく形で物語が始まります。

ⅰでは帝国の世界観や歴史、内情を知り、Ⅱでは内戦が始まり、結社やオズボーンの企みが徐々に明らかになります。もちろんⅦ組メンバーの過去のでごとや素性も明らかになっていきます。

■閃の軌跡Ⅲ
七耀暦1206年、春、あの内戦から1年半近く。
トールズ士官学院・リーヴス第Ⅱ分校。皇太子の入学を受け、本格的な軍事学校へと変革された本校。
“落ちこぼれ”の分校。言わば、捨て石になる為の学院。3つに分かれたクラスの中には、Ⅶ組《特務科》、リィンが担任を務める少人数の特務クラスがあった。
とりあえず、空、零、碧をしてないとほとんど話がわかりません。結社の狙い、オズボーンの思惑がなんとなくわかる感じです。
しかし、わかった頃には終盤ですが。軌跡シリーズを通しての帝国の動き、結社の動きがここに繋がっているように感じました。

■閃の軌跡Ⅳ

黄昏の始まり後、動き出す二つの流れあり。

一つは、大地の竜

七つの頭と顎をもって世界を喰らう鋼のチカラ。

二つは、千の陽炎

巨竜を絡め取り、その首を落とさんとする最善手。

光まとう翼は再び羽ばたけど、巻き起こせる風はあまりに弱々しく心許ない。

聖女の散華後、偽なる塩の杭と終焉の要塞は顕れ、程なくして世界は闇に沈む

それは確定事項であろう。

なれど本書は因果律を記述する位相機関である。

≪アークルージュ≫と≪ロストゼウム≫の激突の果てに生み出されたこの”物語”の破壊的結末は明白ではあるが

見通せぬ地平も存在し、それが”ヒト”と”ヒトたち”の非合理的なゆらぎと共振した時の結果は記述不可能である。

その僅かな可能性を示唆しつつ、ここに初代アルノールに起動されてより千二百六年に及ぶ本書の役割を終了する。

願わくばヒトたちに幸あらん事を。

黒の史書⑬より。

帝国編最終章により帝国を話は≪黒の史書≫によりほぼ内容が書かれていました。

全ては帝国の呪いのというものが大きく関わっており、それを第三の勢力が関わることで太刀打ちする形に進んでいきました。これもオリビエという人物の人脈のおかげで長い長い伏線の回収でした。これにより、表向きは部分は本当に完了したように思えます。クロスベルも独立できました。

登場人物

人物紹介 ~閃の軌跡Ⅰ、閃の軌跡Ⅱ、閃の軌跡Ⅲ~

閃の軌跡(Ⅰ、Ⅱ)

■■トールズ士官学院系■■

リィン・シュバルツァー
帝国北部、温泉郷ユミルを治めるシュバルツァー男爵家の養子。養子であることに引け目を感じている。ユン・カーファイと出会い、弟子として「八葉一刀流」の指南を受けてきた。初伝だったが、のちに中伝のなる。貴族の養子であるため正当な貴族ではない。
シュバルツァー男爵が雪の日に拾った浮浪児で、名前以外何一つ覚えていない。その出生には謎が多かったが、ギリアス・オズボーンの息子と判明する。そして、自身の内に秘められた謎の力を恐れている。巨大な人型兵器《灰の騎神》ヴァリマールの起動者(ライザー)として覚醒する。
いつしか起動者として、帝国政府の要請を受けて任務を遂行しだす。《灰色の騎士》としてリィンの顔と名は帝国中に知れ渡る。

エリゼ・シュバルツァー
リィン・シュバルツァーの義妹であり、温泉郷ユミルの領主であるテオ・シュバルツァー男爵の実子。帝都ヘイムダルにある貴族の子女が集う名門女子校「聖アストライア女学院」に通っている。同校に通っているアルフィン皇女とは親友同士で、アルフィン経由でオリヴァルト皇子とも知り合いである。

アリサ・ラインフォルト
ラインフォルト社の娘。母親譲りの商才と父親譲りの技師としての才能を持つ。導力分野については士官学院入学前から独学で勉強していたとのこと。母と祖父の対立に苦悩しており、かつてのような仲の良い家族に戻ってほしいと願っている。

エリオット・クレイグ
帝都出身の音楽好きの少年。父は軍人。姉のフィオナと共にピアノ教師である母の薫陶を強く受けた音楽一家。

ラウラ・S・アルゼイド
レグラム地方を治めるアルゼイド子爵家の息女。帝国内でも高名な剣術流派、アルゼイド流を修めており、その流派の継承者で《光の剣匠》とうたわれる帝国最強の剣士の1人ヴィクター・S・アルゼイド子爵を父に持つ。祖先はリアンヌ・サンドロットの腹心であり副隊長を務めていたという。のちに、ヴィクターのもとで剣の修行に打ち込み、皆伝を取得する。

マキアス・レーグニッツ
平民出身であり、帝都知事カール・レーグニッツの息子。
帝国の貴族制を公然と批判するなど、クラス内でも極めて貴族に対して嫌悪感を表している。貴族への憎しみは、近所に住んでいた従姉――9歳年上の「姉さん」が裏切りを受けたことから端を発している。詳細は略しますが、その事件がきっかけとなり従姉は自害する。やがてその憎悪は全ての貴族とその文化にまで向けられていった。善人や悪人に貴族も平民も関係なく、身分が違っても尊敬できる人間はいると思う一面ももっている。

ユーシス・アルバレア
四大名門の一つアルバレア公爵家の次男。兄のルーファスを慕っており、剣術や作法は全て彼から教わった。実は妾の子であり、父であるアルバレア公には関心を向けられていない。父ヘルムートがケルディック焼き討ちを行った際は、自らの手で父を拘束した。

エマ・ミルスティン
辺境出身の奨学生。平民出身で実家も裕福ではなかったが、高等教育に興味があったため、奨学金制度が充実していた士官学院に入学する。祖母から教わったハーブの知識が豊富で伝承やおまじないなども詳しい。当初は具体的な出身地が不明、怪我の急速な治癒や開錠などオーブメントに由来しない魔法のような力が使えるなど、謎が多かったが、その正体は帝国の歴史の裏で暗躍してきた《魔女の眷属(ヘクセンブリード)》の末裔。騎神と起動者を導くという魔女としての使命があった。外の理についても何か知っている。猫のセリーヌはお目付け役であり、姉妹のような関係でもある。ヴィータのことを「姉さん」と呼び慕っており、里を抜けた彼女のことを気にかけている。

フィー・クラウゼル
ショートの銀髪をラフに切りそろえた少女。当初、自分の出身や過去については積極的に語ろうとしない。
生い立ちは、幼少時に大陸最強の猟兵団《西風の旅団》に拾われた孤児。戦闘技術を団員達に教わり、幼少の頃から、各地を転戦してやがて《西風の妖精(シルフィード)》とあだ名された。しかし団長の《猟兵王》が、赤い星座の《闘神》と一騎討ちの末に相討ちとなった。団長を失った西風の旅団は解散状態に。途方に暮れていたところをサラに半ば強引に連れてこられる形で士官学院に入学。(サラとは「猟兵と遊撃士」として交戦経験があったようである)。

ガイウス・ウォーゼル
帝国・共和国の国境に面するノルド高原で生活する遊牧民の少年。褐色の肌に長身の偉丈夫。4人兄弟の長男である。辺境の地でも巡回神父による日曜学校の授業を受けており、その際ノルド高原を取り巻く領有権問題等の政情についても教わった。そのため、外の世界の論理で故郷が戦火に巻き込まれかねないということに危機感を覚えている。故郷を守るため、敢えて故郷を取り巻く外の世界に飛びこむことを決意する。帝国の文化や制度には疎かった。

ミリアム・オライオン
水色の短髪を持つ謎の少女。謎の巨大傀儡くぐつ「アガートラム」を連れており、帝国各地を飛び回っている。
その正体は帝国軍情報局に所属する軍人で、コードネームは《白兎(ホワイトラビット)》。レクターやクレアと同じオズボーン子飼いの《鉄血の子供たち(アイアンブリード)》の一員である。度々敵として現れるアルティナを気にかけている。アルティナと共に「黒の工房」でアガートラムやクラウ・ソラスのような巨大傀儡とリンクできるように調整された《造られた存在》である黒の工房の場所や自分たちの事についての情報は抹消されている。アガートラムはミリアムが連れている銀色の浮遊する謎の巨大傀儡。金属とも陶器とも言えない不思議な物質で出来ており、彼女からは「ガーちゃん」と呼ばれている。外見は胴体と巨大な腕だけで足がなく、普段は地面の上を浮遊している。詳細な機能は不明だが、普段は姿を消してミリアムに付いて行っており、彼女の指示によって姿を見せてさまざまな行動を行う。

サラ・バレスタイン
VII組の担任であり、武術・実践技術担当。以前は最年少でA級遊撃士となり《紫電(エクレール)》、「《紫電(しでん)》のバレスタインの異名で知られた凄腕の遊撃士。かつては帝国内のギルド支部で忙しくも充実した日々を過ごしていた。しかしカシウスの介入により解決した「帝国遊撃ギルド連続襲撃事件」以後オズボーンからの圧力により、支部の規模が大幅に縮小されてしまう。ヴァンダイクにより拾われ、士官学院の教官として再就職して今に至っている。オズボーンに対しては、よく思っていない。鉄血の子供たちに対してもいい感情は見せない、シャロン・クルーガーとは過去対決した事があり、一方的に嫌っている。更には教官のナイトハルトとも仲がよくないなど、よく思わない相手が多い。
ノーザンブリア自治州出身で、遊撃士になる前は「北の猟兵」に所属していた。

ナイトハルト
帝国軍から出向している現役の軍人で、階級は少佐。帝国軍第四機甲師団に所属している。《剛撃》のナイトハルトの異名を持つ。学生時代から同期のミュラーとほぼ互角の実力を持っている。

ヴァンダイク
士官学院の学院長。教え子であるオリヴァルト皇子をサポートする。帝国正規軍の名誉元帥で退役した今もなお威厳を放っており、現役時代はオズボーンの上司だった。その実力は装甲車を斬馬刀で両断するほど。内戦が始まりトリスタが貴族連合に占拠されてからは、トールズ士官学院に長らく軟禁されていた。貴族連合から学院の管理を委託されたパトリックの率いる騎士団によって軟禁は解かれており、リィンとパトリックの決着を見届けた。旧知の仲であるオットー元締めの死に対して何もできなかったと後悔する。

■ハインリッヒ
男爵位をもっており規律に厳しく神経質。生徒や他の教官への小言が多い。ベアトリクス教官には頭が上がらない。その小言の多さから生徒たちに煙たがられているが、学院生の将来を第一に考えいる。今後のクロスベルの動向が心配で、オズボーンの要請でクロスベルに滞在していたリィンにはたびたびアルカンシェルの話題を聞き出そうとしている(リーシャのファン)。

トマス・ライサンダー
帝国史・文学を担当する教官。中世の魔法使いに憧れていたという理由で汎用魔導杖が扱え、高位アーツを使用できるほどの技量を持つ。
その正体は守護騎士第二位《匣使い》にして騎士団副長。《匣》という対象の人物を、時の流れも含めて完全に遮断された謎の空間に送り込む能力を持っている。これが《聖痕》の力かは謎。

■マカロフ
導力技術・自然科学を担当する教官。かつてはルーレ工科大学を首席で卒業し、帝国科学院に就職していた。エプスタイン博士の三高弟の1人であるG・シュミット博士を師に持つ。シュミット博士と再会し、ヴァリマールの武器となるゼムリアストーン製の太刀の総仕上げに助力する。
ミントは姪にあたる。トマス同様に汎用魔導杖が扱え、高位アーツを使用できるほどの技量を持つ。

■ベアトリクス
士官学院の保険医で授業では医学を担当。以前は軍の大佐で《死人返し(リヴァイバー)》と言われていた。敵味方区別なく治療にあたった名軍医。抵抗する重傷者は実力で抑えつけてから治療を施していたらしい。

■メアリー・アルトハイム
音楽・芸術・調理技術を担当する教官。サザーランド州の名門、アルトハイム伯爵家の令嬢。内戦が始まった際に生徒たちと共に学院から避難しておりルーレへと潜伏する。そこでミントの母であるバニラに、弟の婚約者と勘違いされる。ミントによってマカロフと再会の場を用意された時は満更でもない様子を見せている。

トワ・ハーシェル
学院の2年で生徒会長。西ゼムリア通商会議の随行団の一員に抜擢される。

アンゼリカ・ログナー
2年で四大名門のひとつ、ログナー侯爵家の息女。同じルーレ出身のアリサとは昔から交友があり、四大名門であるユーシス、パトリック、他にもラウラとも面識がある。ジョルジュとは導力バイクの縁で強い絆を持っている。貴族連合として活動する父ログナー候に抵抗する為、志を同じくしたルーレ市民や一部の領邦軍と活動していた。ルーレに潜入してきたVII組に協力し、《C》と戦った。

クロウ・アームブラスト
2年生の先輩で、面倒見がよくて頼りになる兄貴分。1年生のときにトワ達と共にARCUSの試験運用に参加した。単位不足に陥り、卒業出来ないとサラに相談。その結果、3か月の間VII組に編入することになった。その正体は、帝国解放戦線のリーダー《C》であり、テロリストと学院の生徒という二つの顔を持っていた。旧ジュライ市国の出身で、市長の孫。祖父以外に身寄りはなかった。祖父がオズボーンに出し抜かれ失意の中病没した後、途方に暮れていた中、カイエン公と出会い彼の助力を得て帝国解放戦線を結成。カイエン公のもとに出入りしていたクロチルダの導きで、《蒼の騎神》オルディーネの起動者となり、オズボーンへの制裁と復讐を行う。致命傷を負わせ逃亡した。その後、《蒼の騎士》としてオルディーネと共に各地を転戦する。煌魔城の玉座の間で、リィンと騎神同士による一騎討ちを行い、敗北してしまう。一騎討ち後、暴走した《緋き終焉の魔王》をリィン達との共闘で打ち倒すことに成功するが、緋き終焉の魔王の攻撃で致命傷を負い死亡した。C(シー)とは帝国解放戦線のリーダーとして名乗っていたクロウ・アームブラストのコードネーム。

ジョルジュ・ノーム
2年III組に所属する気のいい先輩。優秀な技術者で、1人で学院の技術館を任されていた。その正体は《黒の工房》の一員、《銅のゲオルグ》。内戦後、クロウの遺体を偽装し、彼を《蒼のジークフリード》として復活させた。そしてそれに気が付いたアンゼリカをアルベリヒの命令で殺した、と本人は語っている。

■■サブキャラ系■■
ルーファス・アルバレア
四大名門の一角、アルバレア公爵家の嫡子であり、ユーシスの異母兄。
トールズ士官学院の常任理事の一人でもあり。ユーシスに宮廷剣術や馬術、貴族としての生き方への訓示など様々なことを教授した師とも呼べる存在である。父である公爵から増税などの仕打ちを受けている領民たちからの人気は高い。レーグニッツ知事とは政治的に対立している。貴族制度は帝国に必要と考えている。その正体は《鉄血の子供たち(アイアンブリード)》で筆頭をしている。

クレア・リーヴェルト
鉄血宰相ことギリアス・オズボーンが創設した鉄道憲兵隊(TMP)に所属する若き女性将校。階級は憲兵大尉。宰相直属の配下、《鉄血の子供たち(アイアンブリード)》のメンバーでもある。 オズボーン宰相もその能力には一目置いており、貴族派からも最大限に警戒されている。
閃の軌跡Ⅲで彼女がオズボーン仕えている理由が明らかになる。「リーヴェルト」とは帝国にある、リーヴェルト社という楽器メーカー。
オズボーン宰相を心から敬愛してる他、同じ《鉄血の子供たち》であるレクターやミリアムとも仲が良い。 トールズ士官学院の卒業生でもある。
リーヴェルト社や家族の関係については彼女も色々あったみたいです。「在りし日のメロディ」

レクター・アランドール
空の軌跡で出演していた気がします。その正体は帝国軍情報局の特務大尉にして、鉄血の子供たち(アイアンブリード)の一員ではある。通称《かかし男(スケアクロウ)》。しかし、オズボーンへの忠誠心はあまり感じない。オズボーンもそのことを理解した上で部下にしている。ミリアムは一応部下に当たる。自由奔放な性格をしている。クローゼも良い印象を抱いていない。鉄血宰相直属の部下《鉄血の子供たち(アイアンブリード)》の一員である。王立学園に入学していた理由は不明、ちなみに退学している。カシウスやシェラザードは、隙のない身のこなしだと評価している。ロイド達をフォローしたり、キリカ・ロウランとの密談をしたりと動いていた。父親は「第十三機甲師団」の准将でハーメルの悲劇を行った人物。

トヴァル・ランドナー
エレボニア帝国の遊撃士協会に所属する正遊撃士。かつて帝国で起きた「帝国ギルド連続襲撃事件」にも参加していた。レンを探すために帝国へ訪れたエステルとヨシュアの兄貴分として、彼らと共に行動していたことはある。「レンはクロスベルに居る」という情報のもとすぐさまクロスベルへ移動するエステルとヨシュアを見送った。小説「カーネリア」に登場する主人公トビーのモデル。そしてヒロインのカーネリアは守護騎士第一位のアイン・セルナート総長である。帝国遊撃士においてトップクラスの実力者であり、ブライト親子、アリオス・マクレインとも顔見知りである。

オリヴァルト・ライゼ・アルノール(オリビエ・レンハイム)
リベールの異変後、帝国に新たな勢力を立ち上げるべく、特科クラス「VII組」を発案し、設立した。碧の軌跡と閃の軌跡(時系列的にかぶる時期)「西ゼムリア通商会議」に出席するためにクロスベルを訪れたりしていた。シリーズを通して登場していたり、帝国内での立場、色々な背景をプレイをしながら感じ取っていく感じのキャラになっています。

ミュラー・ヴァンダール
空の軌跡から登場している。オリビエが軌跡シリーズを通して登場しているので、お目付役として活躍していた。正体は、ヴァンダール流という武術の流派を受け継いでいる。アルゼイド流と並び「帝国の武の双璧」とも呼ばれている。代々皇室の警護を担当していたことから「アルノール家の守護者」。その為、オリビエの護衛をしている。

シャロン・クルーガー
ラインフォルトグループの設立家、ラインフォルト家に仕えるメイドさん。経歴からいうと、身喰らう蛇《ウロボロス》の執行者、No.Ⅸ《死線》のクルーガー。しかし、ある理由から身喰らう蛇を抜ける(閃の軌跡Ⅲで明らかに)。サラとは顔見知り。「帝国ギルド連続襲撃事件」にて交戦した経緯がある。執行者として生きる道しか知らなかった≪クルーガー≫にシャロンとしての生き方を示したイリーナは彼女にとって恩人。ラインフォルト家への忠誠を誓うことになった。「会長、アリサお嬢様へ危険があれば執行者とあれば始末する」といった発言をしている。

閃の軌跡Ⅲ
■■トールズ士官学院系■■

ユウナ・クロフォード
クロスベル警察学校(現軍警学校)の出であり、特務支援課に憧れていた。帝国に併合された事で特務支援課は解散。夢を断たれることになった。
そのため、クロスベルを併合した帝国、そしてリィンに対しては複雑な感情を持っている。リィンから「特務支援課に憧れるだけいいのか」という問いに、答えを出す。

クルト・ヴァンダール
帝国の武門「ヴァンダール家」の生まれであり、ミュラーの弟。ヴァンダール流の剛剣術ではなく双剣術を選択している。ヴァンダールの者として、いずれは自分も皇族を守る役目を担うという使命感があった。しかし、オズボーンの策略によってヴァンダール家は皇家守護の任を解かれてしまい、目標を見失った。そのまま士官学院への入学も辞退しようとしていたが、ミュラーの勧めで第Ⅱ分校に入学することになる。

アルティナ・オライオン
リィンの教官就任に伴い、派遣されてきた。リィンとは敵対し交戦、その後のクロズベル潜入の要請ではリィンと共に行動し、ロイドどリーシャと交戦している。一年間リィンのサポートを行ってきたことで無感情だった彼女にも変化が現れ始めている。ミリアムと共に「黒の工房」でアガートラムやクラウ・ソラスのような巨大傀儡とリンクできるように調整された《造られた存在》 である。

アッシュ・カーバイド
見るからにヤンキー風だが、意外にも成績優秀。何故かリィンに露骨に挑発的な態度を取り、気に食わないと公言して憚らないが…
他にも情報局のレクターと関わりがあったりと謎が多い男。

ミュゼ・イーグレット
西部の名門、イーグレット伯爵家の出身である少女。以前は聖アストライア女学院に通っており、エリゼやアルフィンの後輩でもあった。
二人からリィンの事は聞かされていたらしく、誘惑してくる。ミュゼ・イーグレットという名前は本名ではない。

閃の軌跡Ⅳより

■ギリアス・オズボーン

ドライケルス帝の生まれ変わり。妻カーシャと子リィンを失い、子を助ける為、呪い「イシュメルガ」と融合する。

イシュメルガの目的は大陸全土の呪いで満たすこと。空の軌跡から他の国に侵攻したりと謎の行動を取っていたことも呪いの影響があった為と思う。子供はリィンであり、自分の心臓をリィンに移植し不死者となった。おそらく、イシュメルガがリィンを黄昏の≪贄≫とするように長きにわたり計画していたものと思われる。

あまりにも多くいるのでこの辺で割愛します。後はプレイしてみてストーリーを追ってみて下さい。

軌跡シリーズ ~結社編~

空の軌跡、零・碧の軌跡、閃の軌跡より判明している計画です。

・空の軌跡(福音計画)
1202年に起きた、計画の第一段階「リベールの異変」と言われた計画。
ワイスマンが実行していて、「七の至宝(セプト=テリオン)」のひとつ空の至宝「輝く環(オーリオール)」を封印から解き放つことが目的でした。リベール王国、遊撃士、七耀教会が一丸になり被害を最小限に抑える事ができた事件。オリビエ(オリヴァルト皇子)が士官学院でⅦ組を立ち上げようと考えたきっかけの一つ。人形兵器が登場し、遊撃士や帝国の歴史との背景、結社の組織としての活動がわかる作品になっています。
最終的には、ワイスマンが暴走し最終的にはケビン(七耀教会)に塩にされ、空の至宝はカンパネルラが盟主に献上する形で終結します。

・空の軌跡3rd(影の国)
リベル・アークの崩壊から半年、アーティファクトの回収のためリベールを訪れたケビンはその対象であった方石によって異世界に飛ばされる話。
空の軌跡2作品で関わった魅力のあるキャラが使えるおまけのような作品でしたが、各キャラの後日談や過去がわかったり、教会のことについて知ることができる作品でした。結社の計画には関係ないですが、次回以降の計画や、登場していない人物などがわかるようになっています。

・零・碧の軌跡
幻焔計画。零の至宝の力を試す為に行った実験。クロスベルの過去を変えたいという黒幕の想いと、実験をしたい結社が協力していた。
ロイド達、特務支援課の活動により事件は収拾されたが、クロスベルは過酷な運命を背負ってしまうことになる。

・閃の軌跡Ⅰ~Ⅲ
幻焔計画。過去の実験により、帝国の内戦の勃発や神機を使い計画を実行するが、失敗してしまう。
閃の軌跡Ⅲでは幻焔計画奪還とし、暗躍している。

閃の軌跡Ⅲまでで、登場している人物。

執行者(レギオン)

・結社身喰らう蛇《ウロボロス》の実働部隊にして、最高位のエージェント。

No 名前 登場作品
No.0 カンパネルラ 空、碧、閃
No.1 マクバーン
No.2 レオンハルト
No.3 不明 不明
No.6 ルシオラ
No.8 ヴァルター
No.9 シャロン・クルーガー
No.10 ブルブラン 空、零、閃
No.13 ヨシュア・アストレイ 空、零、碧
No.15 レン 空、零、碧
No.17 シャーリィ・オルランド 零、碧、閃

このうち、ヨシュア、レン、は結社を抜けています。ルシオラについては空の軌跡では死亡したようになっていますが、碧の軌跡より生きていることが判明していますが、結社を抜けているようです。レオンハルト、ヴァルターは空の軌跡で死亡しています。クルーガーについては閃Ⅲで進展あり。閃Ⅳによりクルーガーは完全に離脱します。Noは未定ですが、セドリックが結社入りを果たします。

次は、《盟主》の『オルフェウス最終計画』のために様々な作戦の立案・指揮を行う。
七名で構成される盟主直属の幹部。

第3柱、ワイズマンは空の軌跡で死亡しており、碧の軌跡で、マリアベル・クロイスになっています。

柱No 名前 登場作品
第1柱 不明 不明
第2柱 ヴィータ・クロチルダ
第3柱 ゲオルグ・ワイスマン
第4柱 不明 不明
第5柱 不明 不明
第6柱 F・ノバルティス
第7柱 アリアンロード 碧、閃

アリアンロードは閃Ⅳより役目を終えて消滅します。死亡にならないのは不死者である為。

聖リアンヌ本人でありました。

とりあえず、メモ的な感じです。

世界背景と用語集

・導力革命と導力
導力器(オーブメント)という機械が広く普及している。導力は七耀石から取り出される神秘のエネルギーであり、消費しても時間が経てば自然に充填されるという特性を持つ。導力器はエプスタイン博士が古代遺物(アーティファクト)の研究から発明した。この技術革命は導力革命と呼ばれる歴史の大きな転機となっている。

・世界情勢
ゼムリア大陸西部では、西部に位置するエレボニア帝国とその東隣に位置するカルバード共和国の2大国が覇権を争っている。

・リベール王国
大陸南西部に位置する王国で、北をエレボニア、東をカルバードと隣接する。現在の国家元首はアリシア2世女王。千年以上の歴史を誇り、君主制を布いているが貴族制は約100年前に廃止されている。小国でありながらも豊富な七耀石資源と高い導力器技術、そして女王の巧みな外交によってエレボニア・カルバード両大国とも対等な関係を保っており、緊張感の高い両大国の間に位置する緩衝国として働いている。
七耀暦1202年には、リベールの異変が発生している。

・エレボニア帝国
帝制・貴族制が布かれている。「質実剛健」を重んじる真面目な国風とされるが、一方で貴族階級の腐敗といった社会問題も抱えている。
FCの物語開始前の歴史には南のリベール王国へと侵攻している。現在の国家元首はユーゲント・ライゼ・アルノール皇帝。鉄血宰相と呼ばれるギリアス・オズボーンが宰相として仕切っており、彼の指揮の下、改革がなされている。しかし、オズボーンが進めてきた改革によって既得権益を奪われた貴族達がオズボーンの打倒を画策し、オズボーンが中心となる「改革派」と貴族連合の「貴族派」が国内を二分し、内戦寸前の状態となっていた。

・ハーメル村
エレボニア帝国とリベール王国の国境近くにあった村。百日戦役を起すための口実作りのために自国の軍隊に襲われ、一方的虐殺ののち壊滅させられた。この惨事を「ハーメルの悲劇」と呼ぶ。事件後は立ち入り禁止区画となり、封印されている。特にエレボニア貴族にはハーメルという地名自体、禁忌として触れられたくない文言のようである。

・カルバード共和国
大陸西部でエレボニア・リベールの東に位置する民主国家。歴史は約100年と比較的浅い。現在の国家元首はサミュエル・ロックスミス大統領。移民を多く受け入れており、東方の移民による独自の文化を持つ「東方人街」というものも存在する。しかし移民を多く受け入れた弊害として治安は良好とは言えず、国内ではテロ事件も多く発生している。
・アルタイル市
カルバード共和国の最西端に位置する港湾都市。大河キュレー川に面し、物流や商業もそれなりに盛ん。クロスベル市からは鉄道で1時間足らずの距離にあるため、アルタイル市とクロスベル市を行き交いする商人なども多い。
近郊の洞窟には《D∴G教団》の拠点の一つであるアルタイルロッジが所在しているが、七耀暦1198年頃に行われた《D∴G教団殲滅作戦》によって壊滅させられ、以降は無人となっている。「碧」においてはこのアルタイルロッジが序章の舞台となる。

・東方人街
カルバード共和国の都市。作中に登場する娯楽小説『賭博師ジャック』の舞台としても登場する。

・クロスベル自治州
大陸西部に位置し、西はエレボニア帝国、東はカルバード共和国に挟まれている。帝国と共和国の領土争いの対象となってきた地域であり、七耀暦1134年に両国共を宗主国とした自治州として成立する。レマン自治州やノーザンブリア自治州が宗主国によって国家と同等の主権を承認されているのに対し、クロスベルは緩衝地帯としての自治権を認められているに過ぎず、成立以来、両国からは事実上の属領として扱われており、委任統治費として両国に税収の10%を上納している。また、自治州法により軍隊を保有することが出来ないため、代わりに「警備隊」を保有している。リベール王国とは接していないが、同国から見て北東に位置する。
中心都市のクロスベル市は大陸有数の貿易・金融都市であり、大陸屈指の銀行であるIBCの本社も所在しているが、裏ではマフィアや犯罪組織が跋扈するなど犯罪都市としての側面も内包し、「魔都クロスベル」と呼ばれている。

・レミフェリア公国
現在の国家元首はアルバート・フォン・バルトロメウス大公。厳しい寒冷な気候。森林と湖に代表される風光明媚な自然を有しており、諸外国からの観光客が多く集まっている。
大陸随一の医療先進国であり、大公家縁のセイランド社をはじめとする大手の医療機器メーカーが数多く存在する。クロスベル自治州にある聖ウルスラ医科大学の設立にも協力している。
経済的にもかなり裕福な国ではあるが、その一方で首都には貧困層の住民の集まるスラム街も存在する。このレミフェリアの下町は、クロスベル自治州で出版された娯楽小説『闇医者グレン』の舞台ともなった。

・公都アーデント
レミフェリア公国の首都。北海に面した歷史ある都。 昔ながらの街並みの古都と、大病院や製藥会社が立ち並ふ近代的な街並みの新市街に大別される。導力化も進んでおり、治安も比較的悪くない。飛行船の発達で海運が廃れたことで港灣区は海浜公園になってあり、觀光名所の《シカの像》がある。

・アルテリア法国
ゼムリア大陸で広く信仰されている七耀教会の総本山である都市国家。大陸中央に位置し、聖地として大陸全土から信徒が訪れる。面積は非常に小さいながらも各省庁などは揃っており、国家としての体裁は整っている。
・ノーザンブリア自治州
北方に位置する州。旧名はノーザンブリア大公国。かつて「塩の杭」と呼ばれる謎の物体が突如国内に出現、それによって領土の大半が塩と化したことで国家としては完全に壊滅し、自治州となる。「北の猟兵」と呼ばれる大きな猟兵団があることで有名。大公国が壊滅した以降は多くの人々が貧困や飢餓に苦しんでいる。「閃Ⅲ」の時点ではエレボニア帝国の属領となっている。
・レマン自治州
大陸中西部に位置する自治州。オーブメント開発の主軸を担うエプスタイン財団や、遊撃士協会の総本部がある。

軌跡シリーズ ~世界背景と用語~

世界設定と用語の説明になります。ネタバレ部分もあります。一応、空の軌跡~閃の軌跡Ⅲまでクリアしまとめてみた感じです。
※ 『暁の軌跡』は省いています。
■世界情勢
ゼムリア大陸西部では、西部に位置するエレボニア帝国とその東隣に位置するカルバード共和国の2大国が覇権を争っている。『空の軌跡』の舞台であるリベール王国と『零・碧の軌跡』の舞台であるクロスベル自治州は、共にこの2大国に挟まれた弱小地域となっている。

■リベール王国
『空の軌跡』の舞台。大陸南西部に位置する王国で、北をエレボニア、東をカルバードと隣接する。現在の国家元首はアリシアII世女王。千年以上の歴史を誇り、君主制を布いているが貴族制は約100年前に廃止されている。小国でありながらも豊富な七耀石資源と高い導力器技術、そして女王の巧みな外交によってエレボニア・カルバード両大国とも対等な関係を保っており、緊張感の高い両大国の間に位置する緩衝国として働いている。
七耀暦1202年には「リベールの異変」と呼ばれる事件が発生。

■地方(名前)
・王都グランセル
・地方都市ロレント
・海港都市ルーアン
・工房都市ツァイス

■エレボニア帝国
ゼムリア大陸の西部にある《黄金の軍馬》を紋章に掲げる巨大帝国。
大貴族の支配する旧い体制の国家だったが、《鉄血宰相》の異名で知られるギリアス・オズボーンの政策で全土に鉄道網が敷かれ、急速に近代化している。ユーゲントⅢ世より、「人の心を狂わせ、歪める何かがある」と。黒の史書と呼ばれるものも存在している。

■地方(名前)
・緋の帝都ヘイムダル
・近郊都市トリスタ
・近郊都市リーヴス
・クロイツェン州
・翡翠の公都バリアハート
・オーロックス砦
・交易町ケルディック
・ノルティア州
・黒銀の鋼都ルーレ
・ザクセン鉄鉱山
・湖畔の町レグラム
・ローエングリン城
・温泉郷ユミル
・ガレリア要塞
・ラマール州
・海都オルディス
・サザーラント州
・旧都セントアーク
・ブリオニア島
・紡績町パルム
・ジュライ特区
・旧ジュライ市国。
・ノルド高原
・ノルドの遊牧集落

■カルバード共和国
大陸西部でエレボニア・リベールの東に位置する民主国家。歴史は約100年と比較的浅い。現在の国家元首はサミュエル・ロックスミス大統領。移民を多く受け入れており、東方の移民による独自の文化を持つ「東方人街」というものも存在する。しかし移民を多く受け入れた弊害として治安は良好とは言えず、国内ではテロ事件も多く発生している。

■アルタイル市
カルバード共和国の最西端に位置する港湾都市。クロスベル市からは鉄道で1時間足らずの距離にあるため、アルタイル市とクロスベル市を行き交いする商人なども多い。近郊の洞窟には《D∴G教団》の拠点の一つであるアルタイルロッジが所在しているが、七耀暦1198年頃に行われた《D∴G教団殲滅作戦》によって壊滅させられ、以降は無人となっている。

■東方人街
カルバード共和国の都市。作中に登場する娯楽小説『賭博師ジャック』の舞台としても登場する。

■クロスベル自治州
大陸西部に位置し、西はエレボニア帝国、東はカルバード共和国に挟まれている。帝国と共和国の領土争いの対象となってきた地域であり、七耀暦1134年に両国共を宗主国とした自治州として成立する。レマン自治州やノーザンブリア自治州が宗主国によって国家と同等の主権を承認されているのに対し、クロスベルは緩衝地帯としての自治権を認められているに過ぎず、成立以来、両国からは事実上の属領として扱われており、委任統治費として両国に税収の10%を上納している。また、自治州法により軍隊を保有することが出来ないため、代わりに「警備隊」を保有している。リベール王国とは接していないが、同国から見て北東に位置する。中心都市のクロスベル市は大陸有数の貿易・金融都市であり、大陸屈指の銀行であるIBCの本社も所在しているが、裏ではマフィアや犯罪組織が跋扈するなど犯罪都市としての側面も内包し、「魔都クロスベル」と呼ばれている。
「碧」及び「閃Ⅱ」の騒動の結果エレボニア帝国領として合併される。

■レミフェリア公国
寒冷な気候。森林と湖に代表される風光明媚な自然を有しており、諸外国からの観光客が多く集まっている。
大陸随一の医療先進国であり、大公家縁のセイランド社をはじめとする大手の医療機器メーカーが数多く存在する。クロスベル自治州にある聖ウルスラ医科大学の設立にも協力している。経済的にもかなり裕福な国ではあるが、その一方で首都には貧困層の住民の集まるスラム街も存在する。このレミフェリアの下町は、クロスベル自治州で出版された娯楽小説『闇医者グレン』の舞台ともなった。

■公都アーデント
レミフェリア公国の首都で、北海に面した都。 昔ながらの街並みの古都と、大病院や製藥会社が立ち並ふ近代的な街並みの新市街に大別される。

■アルテリア法国
ゼムリア大陸で広く信仰されている七耀教会の総本山である都市国家。大陸中央に位置し、聖地として大陸全土から信徒が訪れる。面積は非常に小さいながらも各省庁などは揃っており、国家としての体裁は整っている。

■ノーザンブリア自治州
北方に位置する州。旧名「ノーザンブリア大公国」。かつて「塩の杭」と呼ばれる謎の物体が突如国内に出現、それによって領土の大半が塩と化したことで国家としては完全に壊滅し、自治州となる。「北の猟兵」と呼ばれる大きな猟兵団があることで有名。大公国が壊滅した以降は多くの人々が貧困や飢餓に苦しんでいる。

■レマン自治州
大陸中西部に位置する自治州。オーブメント開発の主軸を担うエプスタイン財団や、遊撃士協会の総本部がある。

■オレド自治州
大陸内陸にある小さな州。農産物や温泉などが名物とのこと。

以下★重要項目と思う
★ブレイサーギルド(遊撃士協会)
民間人の安全と地域の平和を守ることを第一の目的とした遊撃士(ブレイサー)たちによる民間団体。「支える篭手」の紋章を掲げる。本部はレマン自治州にあり、「国家権力に対する不干渉」を規約として掲げることにより、ゼムリア大陸各地に支部を持っている。中立性から、国家間交渉の仲介役をする時もある。見習いである準遊撃士から、実績を重ねて正遊撃士となる。正遊撃士はA~Gの7階級に区分されている。国家間交渉を担う関係上、上位の正遊撃士には交渉術等必要。公式での最上級階級はA級遊撃士。非公式にはさらに上となるS級が存在し、国家に大きく関わる事件の解決をした者に与えられている。物語上昇格したものや脱退したものがいる為、人物については省略。
リベール王国では動力停止問題を解決すべく、クローディア姫がギルドに力を貸してもらうように頼み、国家からの要請と処理された。

★特務支援課
クロスベル自治州において、警察内部に新たに設立された部署で、設立提案者兼総責任者はセルゲイ・ロゥ課長。ほぼ遊撃士協会と同じ。クロスベルでは警察と比べ人気のある組織と完全に内容が被ってしまっている。しかし警察官ではあるため、≪国家権力への不介入≫という、遊撃士にはやりにくい任務をできる。その為、クロスベルで起きている問題をギルドとは違う形で処理していくことで動くことができた。

★トールズ士官学院
エレボニア帝国に存在する学校。今からおよそ220年前の七耀暦984年頃(230年前という説もある。
獅子戦役を終結させた帝国中興の祖、ドライケルス大帝によって設立された歴史ある士官学校である。
大帝が学校設立時に残した 「若者よ、世の礎たれ。」 という言葉が学院のモットーとなっている。
貴族、平民でクラスは分かれているが、Ⅶ組という混合クラスを作り、帝国に≪新たな勢力≫を吹かせようとしている。発案者はオリヴァルト皇子。

星杯騎士団
七耀教会が擁する騎士団。各シリーズにおいて主人公たちと共闘、援護などでストーリーにも関わってくる。

★百日戦役
10年前(七耀暦1192年)に、エレボニア帝国がリベール王国を侵略しようとした戦争。リベール王国は王都グランセルとレイストン要塞を除く領土のほとんどを瞬く間に占領されたが、カシウス大佐(当時)の作戦とカルバード共和国の協力によってエレボニア帝国の侵攻は失敗に終わり、両国の間で講和条約が結ばれた。この戦争は、約百日で終結している為、この名前になったよう。エレボニア帝国がリベール王国を侵攻した理由は秘匿されている。

★ハーメルの悲劇
エレボニア帝国南部にあったハーメル村を突如武装集団が襲い、村人がほぼ全滅した事件。武装集団がリベール王国製の武器を所持していたためにリベール王国による侵略行為と見なされ、前述の《百日戦役》が勃発するきっかけとなった。その実は帝国内部の主戦派が猟兵団を利用して起こした自作自演の事件であり、この事実を知った帝国上層部はこのハーメルの事件を一切口外しないことを条件として即座にリベールに停戦を申し込んだ。このため、この事件の真相は闇に葬られた完全なタブーとなっており、その真実を知る者は極一部に限られている。中心人物はレクター・アランドールの父親、「第十三機甲師団」の准将である。なお、事件を起こした関係者は全員が処刑されているが、そそのかした人物はワイスマンである。生き残りはヨシュア、レーヴェの二人だけだが・・

★帝国遊撃ギルド連続襲撃事件
身喰らう蛇主導のジェスター猟兵団による襲撃事件。空の軌跡FCでカシウスが手伝っていた事件。

★騎神

かつて、焔と大地の至宝の衝突によって発生した強大過ぎる力“巨イナル一”を封じ込めるために“魔女”と“地精”が協力して造りだした、騎士の姿をした7体の人型有人兵器です。

7体の騎神にはそれぞれ“巨イナル一”の力が封じ込められており、各個体が起動者(ライザー)と感応することで超越的な力を振います。

如何なる理由か、騎神は帝国で大きな戦いが起こる時に現れ、圧倒的な力で争いを収め、時には破壊を引き起こしてきました。

現在までに灰、蒼、緋、紫、銀、黒、金の騎神。

★相克

騎神を戦わせ、最後の一になるまで戦うこと。そして巨イナル一になること。おそらく呪い≪イシュメルガ≫を封じ込める為に現代で実行したと思う。相克が整うには戦闘などをして場を温める必要がある。その為、世界戦争を引き起こして≪黒≫の騎神と戦わせようとした。

★結社・身喰らう蛇《ウロボロス》
世界に暗躍する謎の結社。盟主と呼ばれる人物を筆頭に使徒(アンギス)や、執行者(レギオン)と呼ばれるエージェントがいる。歴史の裏で幾度も渡り合った宿敵となっている。

★蛇の使徒(アンギス)
特殊能力を持つ《結社》の実動部隊幹部。第一柱から第七柱までいる模様。

★執行者(レギオン)
圧倒的な戦闘力を誇る部隊。執行者ナンバーを持ち。蛇の使徒の手足となり計画を実行する存在だが使徒とは対等な関係らしい。また、執行者Noの大小が実力の大小に該当するとは限らない。

★オルフェウス最終計画
結社が進める謎の計画。幾つかの段階があるらしく、二つの計画が実行された。

★福音計画
ゴスペルと呼ばれる機械を用いて実験を行い、地震や洗脳といった様々な事象を引き起こさせた。輝く環を手に入れるための計画であり、ワイスマンの破滅などは全て盟主の予測の上であった。「オルフェウス最終計画」の第一段階で、盟主への《輝く環》献上をもって終了するとした。

★幻焔計画(げんえんけいかく)
「オルフェウス最終計画」の第二段階。「碧」での《零の至宝》を巡る一件が皮切りになっており、二幕構成の計画になっている。「碧」におけるクロスベルでの一連の事件が第一幕で、閃シリーズでは、エレボニア帝国での内戦の一連の事件が第二幕となっている。クロスベルでの第一幕が本格化した後はクロスベルを訪れていた《結社》のメンバーも順に次の舞台であるエレボニア帝国方面へ移動する。第一幕はノバルティスとアリアンロード、第二幕はヴィータ・クロチルダがそれぞれ主導する。第一幕では錬金術師の末裔クロイス家と密かに手を組み、彼らを支援していた。最終的にクロイス家が仕切っていた。特務支援課の前で計画は失敗?した。
第一幕では七の至宝の1つ、虚ろなる神(デミウルゴス)が、第二幕では「巨イナルチカラの欠片」と呼称される巨大人型兵器「騎神」同士の戦いが中心になった。計画は第二幕の最後の段階で、ギリアス・オズボーンを破ったかに見えたが、生きていたギリアス・オズボーンにより乗っ取られる。
1年半後に計画の奪還を目指してカンパネルラが派遣されるが、クロチルダを除く六柱の満場一致でオズボーンと共に計画を強行。
計画は完遂されるが・・・

≪七の相克≫が果たされた時、自動的に達せられる。巨イナル一が成功しようが失敗しようがどちらでもかまわない。騎神の力を一度元に戻すこと自体が目的で至宝の入手は関係なかった。至宝が消滅しようがかまわない。よって閃の軌跡Ⅳで完結した。

★13工房
結社の研究・開発部門。12の工房の総称。身喰らう蛇の研究機関。総括責任者は、F・ノバルティス博士。十三工房とは12の古代技術を持つ工房のネットワークのこと。クロスベルに存在するローゼンベルク工房もその一つ。

★ローゼンベルグ工房
クロスベルに存在するマニアの間では有名な人形工房。アルカンシェルの舞台装置なども手掛ける。ゴルディアス級の開発を行った。

★ヨルグ・ローゼンベルグ
13工房のひとつローゼンベルグ工房の工房長。
ゴルディアス級の開発者で、レンが操るパテル=マテルを製作した人物。正確には、ノバルティスが途中で奪い去り、レンに与えたもの。
彼が作る人形は表の世界でも有名な存在で、まるで生きているかのように見えると評判。
ノバルティスとは師弟関係だが、パテル=マテルの強奪、非道な実験、《神機》アイオーンを勝手にゴルディアス級の最終型と名乗っているのを不愉快に感じており、かなり嫌っている。

★黒の工房
詳細は不明。当初は鉄血宰相の協力者、内戦では貴族連合の協力者としてその存在が語られる。
13工房の中でもずば抜けた技術力を持つ要の場所らしく、ミリアムのアガートラム、アルティナのクラウ=ソラス、《C》の狙撃ライフル、赤い星座の武装などを製作した。トールズ士官学院の訓練に使われた戦術殼は此処からもたらされた。
因みにワイスマンが戦闘時に操る戦術殼も造られた?結社とは上下関係というより協力者的な関係か?
黒幕は閃Ⅲで出てきます。

★獅子戦役
七耀暦950年頃にエレボニア帝国で勃発した内戦。皇位継承を巡る内紛から端を発し、瞬く間に帝国全土が戦火に包まれた。内戦が長期化する中、後に「帝国中興の祖」と呼ばれるドライケルス大帝が挙兵し、《槍の聖女》と謳われたリアンヌ・サンドロットと《鉄騎隊》と共に内戦を終結に導く。戦後、リアンヌは生死不明となるが、その武名は後々まで伝えられていく。

★プレロマ草
クロスベルに存在していた幻の至宝の依代の高次元の霊草。元々は碧い色でクロスベルの異変後に消えたが、帝国との併合後再びあかく咲き始めた。

★魔女
焔の至宝を授かった末裔

★地精
大地の至宝を授かった末裔

★聖獣
女神の至宝の未届け役。それぞれの作品で出演しています。

★永劫回帰計画

≪オルフェウス最終計画≫の第三段階。詳細は不明。幻焔計画が完了したことにより移行したと思われる。”全てが無”に至るまで3年。1206年から3年という期間にかんする発言が盟主よりありました。

★可能世界、こちら側、大陸の外

世界設定上≪ゼムリア大陸≫は頻繁に出てきますが、それ以外は確かに出てきません。そしてその発想に至れないのは説明不能な現象は女神の存在に託して思考停止にさせる。閃の軌跡Ⅳより世界についてのあり方、その他のキャラ達の会話で出てきた言葉です。

時期をみて更新していきます。

人物紹介 ~空の軌跡編~

閃の軌跡Ⅲまでで登場する、または語られる、シリーズ上で話に出てくる、重要人物の記載です。
・空の軌跡(七耀暦1202年)

エステル・ブライト
「零」でもパーティーキャラクターとして加入する。父はカシウス・ブライト。S級遊撃士の1人で、かつてリベール王国軍において大佐でもあった。《剣聖》と呼ばれるほどの八葉一刀流の剣の使い手だったが、遊撃士になった折に剣を捨て、棒術を扱うように。
母はレナ・ブライト。百日戦役の折、ロレントの街のシンボルである時計塔の崩壊からエステルを守り亡くなっている。SCでは失踪したヨシュアを連れ戻す為、結社を追うことに。

ヨシュア・ブライト(ヨシュア・アストレイ)
ハーメル村の出身。ハーメルの悲劇により、姉のカリンが傭兵崩れに殺害される。その後、結社《執行者》No.XIII《漆黒の牙》となる。壊れた心をワイスマンによって組み替えられて彼の操り人形とされる。任務で襲撃した《楽園》にて発見・保護したレンを《結社》で引き取ることにしたのもヨシュアの頼みからで、結社では血こそつながっていないもののと共にレンとは兄妹のような関係だった。11歳の時にカシウスの暗殺に失敗し、逆に組織から狙われる立場になったが、カシウスに保護され、後にブライト家の養子となる。
実際はワイスマンの暗示によって無意識下でカシウスの動向を組織に報告するスパイとして、ブライト家に潜り込まされていただけであった。事実を知った為、自分の過去が危険を与えると判断し、エステルの前から姿を消す。→SCへ話が続きます。
ワイスマンを殺すための策をめぐらせ、カプア一家と手を組み《結社》を追う。そして、エステルと再会。
彼女とカシウスに説得され、改めてエステルを守ることを誓い、共にリベール全土を巻き込んだ事件の解決に尽力する。

レオンハルト(レーヴェ)
《剣帝》の異名を持つ執行者No.2、「レーヴェ」の愛称で呼ばれている。執行者の中でも1、2を争う実力者。アリアンロードの師事した経験があり、彼女と渡り合える数少ない実力者。盟主から外の理で作られた魔剣「ケルンバイター」を授かり使用。
ヨシュアと同じハーメル村の出身であり、ヨシュアの姉カリンの恋人でもあった。ハーメル村の惨劇が契機となり、結社に身を投じる。二度とハーメル村のような悲劇を繰り返させないことを目的とする。
FCでは福音計画の下準備のため「ロランス・ベルガー」を名乗り王国軍情報部に少尉として所属し、リシャール大佐の指示のもと行動していた。
「SC」では執行者として福音計画に参加。ヨシュアの説得の元、結社との決別を宣言。しかし、ワイスマンの攻撃からエステルたちを救うため、致命傷を負ってしまう。エステルにヨシュアを託し、カリンの死に際の心境に思いをはせながら死亡した。
「FC」の中ではロランス・ベルガーとしてアガットと戦っています。
《結社》が開発した新型の械人形《トロイメライ=ドラギオン》。レーヴェ専用の一機を操る。

シェラザード・ハーヴェイ
《銀閃》のシェラザードの異名を持つ女遊撃士。エステルとの付き合いはヨシュアよりも長い。エステルからは「シェラ姉」、エステル以外からは「シェラ君」「シェラさん」と名前を短縮して呼ばれている。
「閃III」では直接登場しないが、アガットと共に帝国入りしており、黒キ聖杯が出現した際にはティータの傍にいるようにアガットを説得したようです。

アガット・クロスナー
《重剣(じゅうけん)》のアガットの異名を持つ遊撃士。カシウスとの出会いにより、不良のリーダーから晴れて遊撃士に転向することに。百日戦役で妹を亡くしている。
「FC」から「SC」において剣帝レーヴェとはたびたび激突し戦っていた。
ある出来事からティータに対しては頭が上がらなくなってしまい、それ以降もティータとの関わりが深くなっていき、メンバーからは「年の差カップル」と揶揄されるようになった。「閃III」では、結社や猟兵団が帝国内で動き出しつつある気配を察知し、情報局の締め付けで“ほぼ壊滅状態”となった帝国遊撃士協会の助っ人として、また、かつての戦友・オリヴァルト皇子を助けるために内戦終結後の帝国に潜入。トールズ士官学院・第II分校に入学したティータを心配しつつも、14年前にリベール王国と帝国の間に起こった《百日戦役》の発端となった真相を探ろうと独自に動き出す。

アネラス・エルフィード
彼女の剣技は「八葉一刀流」と呼ばれ、祖父から学んだものである。その祖父ユン・カーファイはカシウスの剣の師匠にあたる人物であり、アネラスにとってカシウスは兄弟子にあたる。

クローディア・フォン・アウスレーゼ(クローゼ・リンツ)
アリシア2世女王の孫で、「SC」において王太女となった次期女王。
百日戦役の混乱によって幼少の身で保護者と離ればなれになり、ルーアンで孤児院を営む夫妻にしばらく世話になった。
「碧」では祖母アリシアの名代として「西ゼムリア通商会議」に出席するためにユリアと共にクロスベルを訪れる。

ティータ・ラッセル
アルバート・ラッセル博士の孫娘であり、ツァイス中央工房の見習い技師。エステルとヨシュアを「お姉ちゃん」「お兄ちゃん」と呼び、兄姉のように慕っている。また、アガットの不器用な優しさを身を持って知り、彼を「大切な人」と呼び好意を寄せている。そのことを知った母エリカが娘かわいさにアガットを目の敵にしている。「the 3rd」では「オーバルギア」というクラフトをもっています。
閃の軌跡IIIでは、オリヴァルト皇子からの情報で帝国に何らかの異変が起こりつつあることを知り、母親の猛反対を押し切って“交換留学生”という立場で《第II分校》へ入学。導力技術を学びつつ、機甲兵や戦術殻という謎の技術を自分の目で確かめるためシュミット博士に師事することになる。

レン
《殲滅天使》の異名を持つ執行者No.15。《十三工房》で開発された巨大戦闘人形《パテル=マテル》を操る。
商人のヘイワース夫妻の間に長女として生まれるが、物心つく頃に両親が商売で失敗し、一時的に信頼できる友人へと預けられていた。その友人宅が《D∴G教団》に襲われて拉致され、投薬実験によって前述の天才的な能力を得る。そして関連施設《楽園》で虐待を受け続けるが、結社の任務で《楽園》を壊滅させたレオンハルトとヨシュアによって結社に引き取られて、その才能を発揮し執行者となる。
ヘイワース夫妻を模した人形と共に旅行者と偽ってエステル達の前に現われる。執行者としてエステル達の前に立ちふさがる。両親の事情を知らないために実の両親を偽物と呼び、常に自分のために行動する《パテル=マテル》を本当の両親と呼ぶレンを、エステルは自分を家族として迎えたいと申し出るが、レンはこれを受け止められず、リベールの異変収束後も結社に戻らず、自分を捜しているエステル達から逃げながら《パテル=マテル》と共にさまよっていた。「3rd」で関連イベントを見る事ができます。
「零」ではクロスベルを訪れている。ロイドの気遣いによって両親の真実を知ってわだかまりがなくなり、レンの過去を全て受け止めた上で家族として迎えたいというエステルとヨシュアにかたくなな心をようやく開き、一連の事件が終わった後リベールへと向かう。
「碧」においては、《パテル=マテル》を連れて、エステルとヨシュアと一緒にクロスベル市解放作戦に加勢するが、その戦いで家族同然の《パテル=マテル》は絶体絶命のレンを助けるべく《アイオーン》と共に上空で自爆し、レンに見守られながら別れの言葉を遺して機体としての死を迎えてしまう。
「閃III」では登場しないが、ティータの話しからジェニス王立学園に通いながら遊撃士ギルドの手伝いをしつつ、リベール王国の導力ネットワーク構築に貢献しているのが判明している。ティータが帝国に行く事を既望した時には周囲が反対する中で唯一賛同し、周りの人々を説得。ティータと再会したら互いにひとつだけ頑張った事を話そうと約束している。

パテル=マテル
レンによって使役される《ゴルディアス級》の巨大戦闘人形。《十三工房》で開発された最新鋭の性能と能力を誇っており、高出力のレーザーから飛行能力まで有する。レンからなんでも言うことを聞いてくれる「パパとママ」として見られており、家族のように大事にされている。
「零」ではレンと共に最終決戦の場に駆けつけ、窮地に陥ったロイドたちを救う。
「碧」においては絶体絶命のレンを助け、相打ちになる形で《蒼のアイオーン》と共に上空で自爆。レンに見守られながら別れの言葉を遺して機体としての死を迎える。後にこの話を聞いたロイドたちは、ヨアヒムとの戦いで助けてもらったことを思い出し改めて感謝を示す。

オリヴァルト・ライゼ・アルノール(オリビエ・レンハイム)
自国の宰相オズボーンに不穏なものを感じ、「FC」ではカシウスと接触するために自称詩人・音楽家のオリビエ・レンハイムとしてリベールを訪れる。そしてリベールに異変を通じ、オズボーンが《身喰らう蛇》と通じているということを確信。事件後に「彼のやり方が美しくないから」と宣戦布告。公務や社交界などさまざまな場所に顔を出して己の足場を固めて宰相に対抗する力を得ようとする。

ケビン・グラハム
「SC」から登場するキャラクターで「the 3rd」では主人公となる。七耀教会の巡回神父として登場するが、星杯騎士団に所属していることと《輝く環》の調査のためにリベールに来たことをエステル達に明かす。
星杯騎士団の守護騎士第五位。《外法狩り》の二つ名を持ち。教会より外法と認定された存在の抹殺を主な任務としている。
深層意識に刻まれている《聖痕(スティグマ)》を解放することによって真の力を引き出すことが可能で、その力は人間のみならず悪魔をも圧倒する。その力の暴走によって姉代わりだったルフィナを殺してしまった過去を持ち、その罪悪感が外法狩りを志した理由の一つになっている。「碧」においてはワジと共にロイドたちの前に現れ正体を明かし、飛行船メルカバを提供するなど後方支援を担当した。二つ名が《千の護手(せんのまもりて)》になる。クロスベル奪還作戦では都市周辺の空域を防衛するアイオーンを相手にメルカバで立ち回り、この聖痕砲を用いることで完全破壊し撃破した。

リース・アルジェント
「the 3rd」から登場するキャラクターで同作ではヒロインとなる。ケビンの幼馴染で、ルフィナという姉がいた。七耀教会のシスターでありながら、星杯騎士団の従騎士でもある。武器は伸縮自在の法剣(テンプルソード)。オーブメントの属性は「幻」で、また祈りを捧げることにより戦乙女を召喚する力を持つ。
エリカやアネラスが絶賛するほどの可愛い容貌を有しているが、それとは裏腹にぶっきらぼうな物言いをする。
趣味は聖典を読むことと食べること。特に食事に関してはいわゆる「やせの大食い」で、夜食として閉店近いパン屋の売れ残りを全て買い占め、そのほとんどを1人で平らげているほど。「碧」ではケビンの代理でクロスベル入りし、アーティファクトの調査を行う。エリィとは顔見知りで、素性も明かしている。

他にもいるとは思いますが、それはプレイして探してみて下さい。

空の軌跡3rd

《星杯騎士団》ケビンの話。異次元空間みたいなところにある塔に飛ばされ、FC、SCのキャラがパーティーで使用できます。また魅力のあったキャラもメンバーとして参加するので、ファンディスクみたいな感じですが、ストーリーの複線やキャラ同士のつながりを知ることができます。
中でも、エステルとヨシュアとレン、結社の会議とか印象的です。後の作品から星杯騎士団という存在が出てくるので、プレイしていてもいいかもしれません。

零の軌跡、碧の軌跡

大陸にある自治州、別名、「魔都クロスベル」を舞台に警察の特務支援課の仲間と共に、遊撃士協会の様に様々な依頼を受けながら、虚構の平和と繁栄に彩られたクロスベルで彼等が様々な意味での『壁』を乗り越えようとする。
基本的には、遊撃士協会のまねと認識されていた。零の軌跡ではクロスベルの置かれている状況や特務支援課の内容、空の軌跡からの伏線を垣間見ることができます。その中で、事件解決に向けて動き始める。
碧の軌跡では、エレボニア帝国やリベール王国、カルバート共和国などクロスベルの周辺国の首席クラスの人間を集めて行われる西ゼムリア通商会議など他国とのつながりや、帝国について知ることができます。おそらく閃の軌跡への伏線。
結社の次の実験「空から零へ」、「零から閃へ」という感じになっています。

人物紹介は以下から

零・碧人物紹介